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【社員インタビュー】コミュニティ誕生の瞬間に立ち会うのが醍醐味

こんばんは!
お酒は大好きですが、氷なしのお水を挟まないとすぐ寝てしまう福井です。

 

さて、弊社の主な企業活動はWEB上ではありますが、リアル店舗のバーも運営しているのをご存知でしょうか?

 

「Bar 毒入りおむすび」という突飛な名前のお店です。

大阪市はアメリカ村南部にあり、気軽に立ち寄れるリーズナブルなバーです。
営業時間になると店内の様子をライブ配信しているのが特徴です。

詳しくは、こちらの記事をご参照ください。→ バー「毒入りおむすび」オープン!

 

まん延防止が解除され、3/22に営業を再開したので、さっそくお店に行ってみました。

 

バーを一人で切り盛りする矢倉航志にいろいろお話を聞いてみたいと思います。

今年に入って鈴木福くんに似てると6回くらい言われているマスター矢倉です。営業再開に合わせてパーマをあてたのでちょっと似てないですが、パーマが取れると結構似ています。

 

好きなお酒は、ジンとウォッカだそうです。

 

マスター矢倉へのインタビューを通し、デジタルマーケティングとは別領域での無限の姿が垣間見れると思います。

 

また小さなバーなのでマスターがどんな人物なのか?ということも気になる点です。彼の人となりに興味を持っていただけたらこれ幸いです。

 

 

「何かを作って残したい」みたいな気持ちが強くて・・・

–そもそもなんでバーをすることになったんですか?

話すと長くなるんですが、僕の無限での経歴などと一緒に説明させてください。無限にはインターンでライターとして入社しました。メディア運営や広告作成にかかわる仕事をしてきました。大学卒業後、そのまま社員になって、事業部のリーダーを任されたこともあります。無限での仕事はめっちゃ楽しくもあったんですが、自分の甘さもあり、そういった業務内容が精神的にきつくなっていった感じです。

 

 

–きつくなったのは、どういうところで?

広告作成や運営のスピード感ですかね、、。作業量も膨大ですし、一旦作成しても、どんどんアップデートしては消えていくので、その点がしんどかったです。状況やトレンドに合わせていくので当然っちゃあ当然なんですが、個人的には「何かを作って残したい」みたいな気持ちが強くて、広告の仕事とだんだんと折り合いがつかなくなってきました。それで市川さん(弊社代表)に相談したところ、「バーをやってみないか?」という話が出てきました。

 

 

–それですぐバー経営が決まったと?

以前にも市川さんが「みんなが集まれるバーとかあったら面白いのにな。」みたいなことを言っていて、自分も「バーいいな。」と思っていたことがありました。それで市川さんの方から「バーどう?」と来たので「お願いします!」という感じになりました。実際はそんな簡単な会話ではなかったですが笑

 

 

–バー経営はやりたいことだったんですか?

一番やりたかったのは芸人だったんですよ。

 

 

–はい?

ただ家族とか彼女に言ってみても反対されましたし、コンビの相方として考えてた友人にも断られましたので、芸人にはなっていません。自分自身を全然面白くないやつとは思わないんですが、万人に受け入れられるとは到底思えなかったんです。なので身の程をわきまえられたという感じです。

 

 

–芸人になりたかったって、それ初耳やし!!

それで芸人の次にやりたいことが「バー」やったんですよ。自分としても、お客さんが来てくれてお店の中で小さなコミュニティみたいなのが生まれることにすごく魅力を感じました。市川さんと思惑が一致したわけです笑 楽しいことはどんどんやりたいし、自分の中でも、無限を離れずに環境を変えることがベストやったんです!

 

 

アングラな雰囲気で入りにくくても、人が話しに来てくれるようなバー

–バーといっても千差万別ですが、どんなバーを目指してますか?

オーセンティックなバーは相当修行が必要なので到底無理です。

 

 

–白シャツにベストにネクタイって感じのかっちりしたバーテンがいるようなお店ですね。

ええ、それは無理なので、お酒がメインではなくて「人に会いに来る」「人と話しに来る」ことがメインのバーを目指してますね。近辺で言うと、味園ビルや三ツ寺会館にあるバーとかはまさにそんな感じで、ちょっとアングラな雰囲気があって入りにくくても、人が話しに来てくれるようなバーです。今はお酒がめっちゃ上手に作れるわけではないです(値段相応のものは作りますよ!)が、お客さんが少しずつ話しに来てくれるようになってきてます。

 

 

–オープンして約8ヶ月たちましたが、一番苦しかったことは何ですか?

やっぱり人が来ない時ですね~。一人も来ないまま朝を迎える悲しさったらないですね~。

 

2021年の7月末にオープンして、コロナですぐ休業してしまいました。普通バーを新規開店すると、知り合いとかが友達を連れてきてくれたりとかがあるんですが、その効果が薄れましたね、、。11月に再開して、お祝いも別のところで済まされてて、他の店より少なかったんちゃうかなと思ってます。(その後、またまん延防止発令で再度休業しました。)

 

 

–要は懐がさびしくて苦しかったと。現実問題として。

あと身に沁みるな~と思った経験もありました。開店してすぐの頃、ほんまに作法やマナーで知らないことが多かったんです。カクテル作りを教えていただいたバーの方(とてもお世話になっている方です)に、「ここはこうしたほうがええで。」って言っていただけるんですけど、そういう指摘の数が多すぎて、ほんまに恥ずかしかった。「俺何も知らんやん!」て気持ちになりました。最初なんでしょうがないっちゃしょうがないんですが、不安にもなりましたね。

 

 

–その後も、コロナの状況に応じて休業を強いられましたが、何か対策や企画はあったんですか?

人に会わなあかんと感じました。周りの店を回って人脈広げたりしてます。あとは、友達に一日店長という形で一緒にカウンターに立ってもらって知り合いを呼んでもらったりしました。周りを巻き込んでいく形にすると、関わった人はお店に愛着持ってもらえるので、今のところ後者の企画はいい感じです。

 

 

すっごい疲れて、すっごい寝る

–自分自身で成長したなと感じるところはありますか?

成長というかめっちゃ変わった部分はありますね~。

 

普段周りの店の人に会う時に、損得勘定はなしに付き合うようにしてます。自分の店に来てほしい気持ちだけで、がんばって違う自分見せて、それで店に来てくれても気を使うばっかりになってしまいますし、それだと友達にはなれないんです。

 

なので、まだまだ友達は少ないですが、「はじめまして」から付き合った人が、今は店に来てくれてます。そういう“ゼロベースから人間関係を作るんだ”という姿勢は、以前の自分からするとすごく変わった部分です。その能力はというと、ちょっとだけ上がったくらいですかね。

 

ただ人と話すことは好きなんですが、今まで使ったことない筋肉を使ってるみたいな感じで、すっごい疲れて、すっごい寝るようになったんですよ。バーやる前の無限での仕事って、数字見る力は養われたと思うんですが、極端に言うと「数字9、人間関係1」の割合でも極論こなせたと思うんですけど、今はそれが真逆になってるイメージです。

 

バーでは今「数字1、人間関係9」になってるところを徐々にバランスとっていかないといけないんですが、今は人間関係に集中する時期やと思うんでやってる感じです。

 

まだちゃんと友達になれてない人の方が多いですしね。人間関係作る能力は上がってるけど、めっちゃ向いてるタイプでもないし、頑張っていかなあかんなと思ってます。もうちょっと肩の力を抜いてやらなあかんなとも思ってます。じゃないと自分がしんどくなるんで。

 

 

–最後に一言どうぞ。

いや~、ほんまに気軽に寄ってください。僕、めっちゃ話しやすいんで笑 今後も何か面白い企画とかも考えてるんで、楽しみにしておいてください。

 

 

苦しみながらも少しずつ進んでいる姿に、聞いているこちらもいい刺激を受けました。無限の社員も時々寄っている「Bar 毒入りおむすび」を今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

店舗情報

住所:大阪府大阪市中央区西心斎橋2丁目8-33 アメ村スクエア3F
営業時間:20時~5時
※変更の可能性がありますので随時SNSなどでご確認ください。

★駄菓子、ボードゲーム、おもちゃなど置いてます

★Drink:500円~

twitter:@bar_dokuiri
Instagram:bar_dokuiri